義理の兄妹で恋をするのはフィクションの世界だけだと思っていた




最終的に短時間しか繋がっていられなかった。理由は私が痛がったから。

そして…。


「ぅわー…もう…全然我慢できなかった…」


駆くんは、早々に最高潮に達した。


「………ごめん、またやろう。日を改めて、今度は長くできるように…!」


そんな彼は突然、リベンジを宣言する。

それが可愛くて笑ってしまった。


「駆くんが私のこと溺愛してるってわかったから、充分だよ?」

「…っ………」


言葉に詰まる最愛の人。彼を見つめながら、私は思う。


馴れ馴れしくて、おかしいくらいに人懐っこい人。
笑った顔が温かくてお父さんに似てる人。


沢山の愛情をくれる彼に、負けないくらいの愛情をあげよう。












Fin.
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