四日間の恋人契約
3章 契約内容
✳︎✳︎✳︎
志摩の発表も滞りなく終わり、一日目のプログラムも大方終わったころ。それぞれが自分の見たいブースから集合場所に戻ってきて手を振り合う。
「志摩先生、お疲れさまでした!」
声をかけると、じわ、と志摩の目尻に涙が浮かぶ。
「終わった!!終わってよかったよおおお〜!!」
うぉ〜ん、とクマのようなガタイの男が大声で泣くので、我ら四人は労うように志摩の背中を叩いた。
「いやー、頑張ったなぁ、志摩」
「ほんと立派でした。英語で発表して、英語の質問もつつがなく対応して」
「俺、ますます志摩先生のこと尊敬するようになりました」
「医局員として鼻が高いです!」
ちょっと褒めすぎたか、とは皆んな思いながらも、労いの意味も込めてそれぞれパチパチと拍手をする。すると志摩は満足したようで、ポリポリと頬をかく。
「あは、終わったらなんか腹減りましたね!今日の夕飯どこ行きます?」
するとすかさずスチャと明里が手を挙げる。
「私チャイナタウン行きたいです!なんか映えそうなので!」
「お、いいな。ついでに観光もしようぜ。飯はそしたらチキンライスかな〜。どれ、タクシー拾うか」
教授がタクシー乗り場に歩いていこうとするので、そこで私と真田はおずおずと手を挙げる。
「あのー、教授。私達なんですが…」
志摩の発表も滞りなく終わり、一日目のプログラムも大方終わったころ。それぞれが自分の見たいブースから集合場所に戻ってきて手を振り合う。
「志摩先生、お疲れさまでした!」
声をかけると、じわ、と志摩の目尻に涙が浮かぶ。
「終わった!!終わってよかったよおおお〜!!」
うぉ〜ん、とクマのようなガタイの男が大声で泣くので、我ら四人は労うように志摩の背中を叩いた。
「いやー、頑張ったなぁ、志摩」
「ほんと立派でした。英語で発表して、英語の質問もつつがなく対応して」
「俺、ますます志摩先生のこと尊敬するようになりました」
「医局員として鼻が高いです!」
ちょっと褒めすぎたか、とは皆んな思いながらも、労いの意味も込めてそれぞれパチパチと拍手をする。すると志摩は満足したようで、ポリポリと頬をかく。
「あは、終わったらなんか腹減りましたね!今日の夕飯どこ行きます?」
するとすかさずスチャと明里が手を挙げる。
「私チャイナタウン行きたいです!なんか映えそうなので!」
「お、いいな。ついでに観光もしようぜ。飯はそしたらチキンライスかな〜。どれ、タクシー拾うか」
教授がタクシー乗り場に歩いていこうとするので、そこで私と真田はおずおずと手を挙げる。
「あのー、教授。私達なんですが…」