愛と呪いは紙一重
リビングのテーブルには、拓人のスマホが置きっぱなしになっていた。愛は椅子に座って読書をしていたのだが、ピコンという通知音に顔を上げる。拓人のスマホに通知がきていた。
何気なくその画面を見た愛は驚いてしまう。数日前、「SNSなんてダウンロードしてない」と拓人は言った。しかし、通知がきていたのはインスタだったのだ。
「何で?何で、ダウンロードしてないって嘘ついたの?」
拓人のインスタを開くと、愛の頭が真っ白になっていく。そこにアップされていたのは、愛の全く知らない女性と拓人のデート写真などだったからだ。
『交際記念日に高級イタリアンへ!彼女から時計を貰いました〜』
最近投稿された写真の下にはそう書かれており、立派なスーツを着た拓人がドレスを着た女性を抱き寄せている。嬉しそうに手に持っている紙袋は、愛が簡単に買うことはできない高級ブランドのものだ。
拓人がお風呂に入っている隙に調べていくと、愛の心が抉られ、涙が出てくる。拓人とこの写真に写る女性は、なんと愛が拓人と出会う前から付き合っていた。
何気なくその画面を見た愛は驚いてしまう。数日前、「SNSなんてダウンロードしてない」と拓人は言った。しかし、通知がきていたのはインスタだったのだ。
「何で?何で、ダウンロードしてないって嘘ついたの?」
拓人のインスタを開くと、愛の頭が真っ白になっていく。そこにアップされていたのは、愛の全く知らない女性と拓人のデート写真などだったからだ。
『交際記念日に高級イタリアンへ!彼女から時計を貰いました〜』
最近投稿された写真の下にはそう書かれており、立派なスーツを着た拓人がドレスを着た女性を抱き寄せている。嬉しそうに手に持っている紙袋は、愛が簡単に買うことはできない高級ブランドのものだ。
拓人がお風呂に入っている隙に調べていくと、愛の心が抉られ、涙が出てくる。拓人とこの写真に写る女性は、なんと愛が拓人と出会う前から付き合っていた。