遊び人の美容師に溺愛されてます。
 夏が近づき、だいぶ陽が落ちるのが遅くなってきた頃。

 私は、仕事を定時に終えると、公園のベンチに座り、本を読むことが日課になっていた。

 夕方になれば、子供たちも家に帰り静か。
 落ち着いて本を読むことができる。
 自宅でも読むより、気持ちいい。

 この日も、定時に仕事が終わり、6時頃から、公園のベンチに座り本を読んでいた。

 しかし、騒がしい男女がやってきた。

 『うるさいな』
 と思いながらも無視していた。

 その男が近づいてきた。
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