遊び人の美容師に溺愛されてます。

つきまとわれてる?

 月曜日になり、また仕事の1週間が始まった。
仕事終了後、公園に行き本を読んでいた。

6時頃、声をかけられた。
「青山さん。」
顔を上げると、最低男がいた。
今日は、女はいなようだった。

「なんでいるんですか?」
「ここに来たら、青山さんに会えると思って。」

『いや、会いたくないし、せっかく昨日リフレッシュしたのに。』

「は?」
「この前のお詫び。これもらって。」
「紙袋を渡された。」
「いや。いいですよ。」
「いいの。開けてみて。」
開けた。中には、シュシュが入っていた。
「いつも、ポニーテールしてて、黒のゴムだから、こういうのしたら可愛いかなって。」
「嫌味ですか?」
「いや、本当に、君のことを考えて選んだの。」
「ありがとうございます。じゃあ、いただきます。」
嬉しそうにしてた。
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