プリンセスはぁと❤ラブ
「以前のあなたより、今のアリア姫様の方が私は好きですよ」

はい?私の事を好きだとぉ?私はマサヤ、アンタの事なんて好きじゃない。むしろキライだっつうの!!!

そしてまた、近づいてくるマサヤ。
だから近づいてこないでってば!!
マサヤから逃げてた私。
ヤバイもう逃げる場所がないよ。
私の後ろには、かた~い壁があった。

「ふふふっ。アリア姫様、もう逃げられませんよ?」

そう言った後、マサヤは私の肩を壁に固定した。
この状況はヤバイ・・・。

「マサヤ離しなさいよ!!!」

「ふふっ。イヤです」

マサヤから逃げようと私は体に力を入れるけど
マサヤの力には、もちろん勝てなかった。
そして私の口に生暖かいモノが触れた。
え?私大嫌いなヤツにキスされてる?
なんでキスなんかするのよ?

「ちょっとやめてよ・・・」

「ふふふっわかりましたよ。アリア姫様は可愛いね❤」と言ってキスを止めた。

「なんでこんな事するわけ?」

「なんでって、ふふっ♪アリア姫様の事が気に入ったからですよ」

またおんなじ事言って。
お前はそれしか言えないのかよ!!!

「でアンタは何者なわけ?」

「私ですか?ふふっ。自己紹介がまだでしたね。私はマサヤ。グリーンハート王国の王子です。お見知りおきを、アリア姫様」と言い、一礼をした。

はぁぁ?マサヤ、アンタも王子なの?
甲斐も王子らしいし、その上マサヤもだなんて最悪だよ。

「マサヤあんたまで王子なの?」

「え?わたしまでって、まだアリアの知り合いの王子がいるんですか?」

「うんいる。私と同じ世界から来た甲斐って男が」

「え?ブルーハート王国の王子カイですか?」

「うん何故か王子らしいのよね。もう、やんなっちゃうよ」

「それは驚きました。ここの世界の彼はあなたとは面識があまりなかったはずなので」

「そうなの?」

「ふふっ。そうなのですよ。これはますます面白くなってきましたね!!!」
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