プリンセスはぁと❤ラブ
そしてあっという間に日々が過ぎて行き、マサヤの城へ行く日になった・・・

「じゃあアリア、そろそろ行くぞ」

「ええ、お父様」

勝負受けて立つって思ったものの、いざ当日になると不安になってきた。
だけど、このままの状態じゃ本当にマサヤと結婚させられそうだし。
頑張らなきゃ!!
ファイト~私!!!

そしてマサヤの城に到着。

う~ん、やっぱり凄い家だ・・・。

私の家より少し小さいくらいの大きさだけど、私にとっては広すぎだよ・・・と心の中で思っていたら

「タカオ国王様、アリア姫様こちらにどうぞ」と言うメイドさんの声が聞こえた。

「はい、お父様行きましょう」

「ああ」

ちなみにタカオ国王とは私の父の名前。
こっちの世界でも同じ名前って笑えるけど。
ってそれは私も同じか、あははっ。
そして案内された部屋は大広間。
しかし、なんでこんなに無駄に部屋が広いわけ?
お金持ちの家って大体そうだよね。
そんな事を思ってると大広間のドアが開いて、誰かが入ってきた。

「ようこそお待ちしていました。タカオ殿、アリア姫」とその人はニッコリ笑って言った。

この人がマサヤのお父さんなのかな?
優しそうな感じの人だった。
マサヤと全然似てないから、本当に親子なのかな?って思うくらい。

「お久しぶりです。アキラ殿」と笑顔で言う私の父

え?久しぶりって、もしかして顔見知りなの?
私そんな事聞いてないんですけど!!

「ああ5年振りでしたね。それにしてもアリア姫は、ますますお綺麗になられましたな」

「いやいや、うちの娘は相変わらずのお転婆娘ですよ。はははっ!」

お転婆って、まぁ確かにおしとやかじゃないけどね。あははははっ。

「アリア姫、結婚のことなんだが、うちのマサヤでいいのかい?」

うっ全然良くないです。
でもこんな事言える雰囲気じゃないし・・・どうしよう。

「マサヤ君なら大歓迎ですよ。それよりアリアがマサヤ君に釣り合うかどうか不安ですな」

「アリア姫なら、こちらも大歓迎ですよ」

あのお二方、もしも~し勝手に話進めないでくれません?

「それにしてもマサヤはまだなのか?」とマサヤのお父さんは側近らしき人に聞いた。

「もうすぐ来られると思います」

「そうか。タカオ殿、アリア姫待たせてすみません。」
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