プリンセスはぁと❤ラブ
「いえお気遣いなく。マサヤ君も、色々と忙しいでしょうし」

「ははっそうですな」

マサヤの奴、一体何してんのよ。
人を待たせて~~!!!

「皆さん遅れてすみません」と急いで走って来たのか息を切らしながら、マサヤがやって来た。

一応は急いで来たみたいだし許してやるか。

「遅いぞマサヤ」

「すみません父上」

「まぁそう怒らずに。マサヤ君元気にしていたかね」

「はい。タカオ様もお元気そうでなによりです」と笑顔で答えるマサヤ。

・・・誰ですか?爽やか~な笑顔で笑う目の前のこの人は・・・。

コイツこんなキャラじゃなかったじゃない!!
マサヤ、あんた猫被ってるなぁ~!!!

「マサヤ君、アリアの事よろしく頼むぞ幸せにしてやってくれ」

は?なに言ってんのお父さん!!!!

「はい、もちろんそうさせて頂きます」

マサヤ・・・。アンタなに言っちゃってくれんのよ?

アンタのせいで結婚話が進んじゃったら、どうするつもりよ?
そう心の中でグチってると

「マサヤも来たし、タカオ殿2人でお話したい事があるのですが」と言う声が聞こえた。

は?なに突然?

「おおっ!!そうですか。では参りましょうか」と言って、そそくさと部屋を出て行くマサヤのお父さんと私の父。

なんか白々しい会話だこと。
マサヤと2人きりにしないでほしい。

そして私は、マサヤを睨みつけながら
「マサヤ様・・・あなた一体なに考えてるんですの?」と言った。

「私はなにも、ただアリア姫様と親密になりたいだけですよ。ふふふっ❤」

親密って・・・気持ち悪い言い方しないでよ!!!!

「あなたとなんか、親しくなんかなりたくないですわ!」

「ふふっ。でも親同士は、この結婚望んでるみたいですよ?」

「親は関係ないですわ!!(わたくし)があなたと結婚なんかしたくないって言ってるの!!!あと好きでもない人と結婚なんか絶対にしないわ(わたくし)

「そうですか・・・。分かりました」

はぁ・・・やっと分かってくれた。
そう思っていた矢先に、マサヤが驚く事を口走った。

「ではアリア姫様が私の事を好きになるようにしてあげますよ」と悪魔のような微笑で笑った。
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