プリンセスはぁと❤ラブ

コイツ、マジで嫌いだ・・・。
何でこんなに自信満々なのかが、分からない。
しかも私は死んでもマサヤを好きになんかならないんだから！！！

「ふっ・・・。私(わたくし)があなたを好きになるですって？」

「ええ、そうです」

「そんな事絶対にありえないわ！！1％の確立もない！！！」

「この世に絶対なんて言葉はありませんよ。アリア姫様」

「あるって言ってるでしょ！」

「アリア姫様は本当に可愛いですね❤」

はぁ？コイツなに言ってんの？
この状況で普通そんな事言う？
そうかマサヤは普通じゃなかった。

「なに言ってるのよ？あなたに可愛いなんて言われても嬉しくないわ！」

「やっぱり以前のアリア姫様より、今のアリア姫様の方が私は好きですよ❤」

は？なんて？

「と言う事で、ふっ・・・もう敬語は止めましょうかね？」

は？私に聞かれても。

「ではアリア・・・俺は本気だから覚悟しとけよ！！！」とマサヤは私に向かってウインクをした。

はい？今なんて言った？

本気って？
マジですか？

あのぉ～～～本気になられても全然嬉しくないんですけど！
しかもコイツ、何様なのよ！
ムカつくったらありゃしない！
しかもウインクまでして・・・寒気してきちゃったじゃない！！！！！！

やばいよ。こんな所に2人でいたら。

犯される可能性80％？いや100％だ！

とにかく早く逃げないと。
そして私は走り出した。
全速力で・・・。

すると後ろから「アリア逃げるんじゃねぇ！！！」と叫ぶマサヤの声が聞こえた。

逃げるんじゃねぇだとお！
誰に向かって言ってんのよ？
私が逃げようが逃げまいが私の勝手だ！