プリンセスはぁと❤ラブ
☆甲斐視点☆

ははっ愛莉亜の可愛さにヤラれたんだな。

不覚にも俺もさっきの笑顔にドキっとしたけど。

けど・・・こんな風に男に囲まれてるってのはムカつくな!


そして俺は愛莉亜に近づいて「愛莉亜姫おはよう♪」と言った。

すると愛莉亜は少しびっくりした顔をしたあと「甲斐様ごきげんよう」と笑顔で言った。

ふっ完璧にお姫様を演じてるよな愛莉亜は。


すげえよ!


そして俺は「休み時間に学園長室に来いよ愛莉亜」と愛莉亜の耳元で囁いた。

「わかったわよ!」と愛莉亜は俺の耳元で囁き返した。


そして休み時間になった。

そろそろ愛莉亜が来る頃だな♪


すると「カイ様お話がありますが、よろしいですか?」と女が入って来た。


ちっめんどくさいよな。もうすぐ愛莉亜がくるのに。


でも、ここで帰して印象悪くすんのも嫌だから仕方ないか。


「うん、なにかな?」

「私カイ様が好きなんです」

「ごめん俺好きな人いるんだ」


そう言ったあとに女が俺に近づいてきた。


は?なんなんだよ?と思っているうちに唇を塞がれた。



今なにしたんだよ?


キスか!

なんで見ず知らずの女にされなきゃなんね~んだよ!

ちゃんと告白断ったつ~のに!

しかも愛莉亜以外の女としちまうなんて。

愛莉亜が誤解したらどうしてくれるんだよ!

そしてドタっと物音がした。


ん?なんだ?と振り向くと愛莉亜がいた。

まさか・・・さっきの見られてたんじゃ・・・。


そして「アリア姫様?どうなさったのですか?」と一番の原因の女が言った。

「いいえ、なにもありませんわ」と泣きそうな顔をして言う愛莉亜。


ヤバイ!愛莉亜絶対に誤解してる・・・。


すると愛莉亜は走り去った・・・。



「愛莉亜・・・」

「お前なんなんだよ?」

「ごめんなさいカイ様」

「二度と俺に近づくな。愛莉亜にも、わかったな!」と女を睨みながら言った。

「はい・・・」と泣きながら女は言った。


そして俺は愛莉亜を追いかけた。
< 42 / 54 >

この作品をシェア

pagetop