プリンセスはぁと❤ラブ
それにしても遅いなぁ・・・。

待ち合わせ場所に来てから、15分が経った。

人を呼び出しといて遅刻するってどういう神経してるわけ?

ったくもう・・・早く来なさいよ!


「アリア姫様遅れてすみません」


マジで遅いわよ!!!

「いえ、いいですわ。それより(わたくし)に話ってどんな話かしら?」

「はいあの・・・アリア姫様すみません・・・」



はぁ?いきなりなに謝ってるわけ?


そう思っていると、目の前の彼が私に殴りかかってきた。



えええ~~~なんで私を殴ろうとしてんのよこの人!!!


ヤバイ・・・避けられないかも・・・。



そして次の瞬間、体に痛みが走った。



うっ・・・やられた・・・。



視界が暗くなってきた・・・。



私どうなっちゃうの?




そして私は暗い闇へ意識を落とした・・・。

ん?


私どうなったんだっけ?

はっそうだ!!


私殴られたんだった・・・。


で・・・意識を失くして・・・って

ここどこ?

周りを見渡すと全然見覚えの無い部屋に私はいた。


はい?

ここどこですか~~~誰か私に教えてよ!!!


「ふっやっと目覚めましたかアリア姫様」と私のすぐ後ろから男の声がした。


誰?

振り向くと、これまたすんごい美形な男が私を見ていた。

まぁ甲斐の方がかっこいいけど♪
でも・・・見た事ない顔・・・。

元の世界にも、こんな人いなかったし・・・。

とにかく私がなんでここにいるか聞かなきゃ!!


「あの、ここはどこなんでしょうか?あと、あなたは誰ですの?」

「ふふっ申し遅れました。私はブラックハート王国の王子クロと申します」


クロって犬かよ!!!


っと突っ込んでる場合じゃないって私!!!


「そう・・・。(わたくし)は「知っております。ピンクハート王国の姫君のアリア姫様ですよね」と言葉を遮られた。

「ええ。で、ここはどこですの?」

「ここはブラックハート王国ですよ」とニッコリと笑うクロ。


やっぱり!!!


「あなたの目的は?」

「目的?」

「ええ。あるんでしょう?私を連れ去ったくらいなのだから・・・」


「ふっでは教えて差し上げましょう。目的は、あなたが欲しいからです」
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