プリンセスはぁと❤ラブ
「・・・だから言ってるでしょう。(わたくし)はあなたとは結婚出来ません。例え(わたくし)が死んでしまっても!!!」

「ふっ・・・そうですか・・・そんなに愛している方がいるのですね・・・。アリア姫様、合格です」




は?


なにが合格なわけ?



「え?合格ってなんですの?」

「あなたは立派な姫様ですね。アリア姫様」



は?

だから意味わかんないんだけど!!!


ちゃんと説明しなさ~~~い!!!!!



「あなたのお父上に頼まれたんですよ。あなたの想い人を探してくれって。で、私はあなたをここへ連れて来たのです」



お父様が?


私に好きな人がいるって気づいてたの?

でもどうして、こんなやり方したのかがわからない・・・。



「でも、こんなやり方じゃなくてもよかったんじゃないかしら?」

「いえ・・・このやり方が1番なのです」

「どうして?」

「あなたが何者かに連れ去られたと、その想い人が気づいてその方がアリア姫様を愛しているのなら必ず助けにいくだろうとあなたのお父上は考えられたのです」




なるほど・・・そういう事だったのね。


お父様私の事心配してくれてたんだ・・・ありがとう、素直に嬉しいよ。



ちょっと待って・・・・と言う事は・・・もしかして・・・。



甲斐・・・私を探してくれたの?

そうなんだよね?

だから合格もらえたんだよね?



「ねぇ・・・もしかして甲斐が?」

「ええ。カイ様です。あなたの事を必死に探していらっしゃいました」



やっぱりそうなんだ・・・。


なんせ甲斐は私にベタ惚れなんだもんね。


私のために必死に探してくれてありがとう甲斐。



やっぱり私の王子様は甲斐なんだね。



「アリア・・・合格だ。カイ君にならお前をまかせられる。愛する人と幸せになりなさいアリア」とお父様に抱きしめられた。



お父様・・・私、甲斐と結婚してもいいの?



ありがとうお父様・・・こんなに私の事を思ってくれて・・・心配してくれて・・・。



「お父様、ありがとう」



涙が次から次へと流れていった。



「さあ君も入って」

「愛莉亜・・・」

「甲斐・・・」
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