プリンセスはぁと❤ラブ
目の前にいるのは、紛れもなく私の大好きな甲斐だった。



「甲斐ごめんね・・・心配したでしょ?」

「ああ。すんごく死ぬほど心配した・・・」

「ありがとう甲斐助けにきてくれて」

「当たり前だろ?愛莉亜を助けるのは俺の役目なんだから」

「ふふっ甲斐以外にいないわね♪」



そして甲斐はお父様の前に行き跪いた。



「お父上様、愛莉亜姫を私に下さい」

「ははっそんなに畏まらなくても良い。我が息子よ」

「はい父上、愛莉亜を必ず幸せにします」

「ああ頼む。そうだ式は1ヵ月後に行うことにする。良いな?」

愛莉亜・甲斐「はい」

「じゃあ私はそろそろ戻る。仕事があるのでな」

「はい」

「アリアも自分の部屋に戻ったらよい」




え?ここって私の家じゃないはずよね・・・。



「ああいい忘れてたが、ここは我が家だ」


ええ~~~~!!!
ここって私ん家だったの?
全然気づかなかった・・・。



「お父様広すぎますわね」

「ははっ私もそう思う」





お父様笑い事じゃないって。



でも自分の家って気づかない私も馬鹿だ・・・。



そうしてお父様は去って行った。


「愛莉亜・・・」



甲斐・・・。


私は甲斐に抱きしめられた。

「愛莉亜・・・頼むから心配させないでくれ」

「うん・・・なるべく気をつけます」

「ねぇ甲斐・・・。本当に私でいいの?」

「当たり前だ。愛莉亜がいいに決まってる」

「ふふっ私も甲斐しかいないわ」

「絶対に幸せにするから」

「うん・・・じゃないと困る」


そして甲斐は膝まづき私の手を取り「愛莉亜俺と結婚して下さい。一生幸せにしてやるから」と言って私の手にキスをした。



もう・・・いいムードだったのに・・・やっぱり最後は俺様な甲斐に戻るんだから。


ふふっでも甲斐はこうじゃないとおかしいんだよね!!




「はい。一生幸せにしないと許さないから」

「誓うよ。幸せにする。一生愛莉亜だけを愛するよ」

「私だけ?それだと困るんだけど!!」

「なんでなんだよ?」



もう甲斐はわかってないよね・・・。



「私と・・・将来産まれて来る私達の子どもも愛してくれないとダメなの。わかった!!!」



そして甲斐は、ああそういう意味かと頷いた。
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