プリンセスはぁと❤ラブ

最終章

早いもので私と甲斐の結婚式まであと一週間に差しかかった。
私甲斐と結婚するんだよね。
なんかまだ実感わかないから困りものだ・・・。

「愛莉亜、愛莉亜って！！！」

「なに？」

ヤッバイ・・・甲斐が居るの忘れてた！！

「愛莉亜、今俺のこと忘れてただろ？」

「もうやだなぁ。私が甲斐のこと忘れるわけないじゃない」

「怪しい・・・。でもまっいっか。愛莉亜こっちおいで❤❤」

「なんで？」

「いいから早く」と上目使いで私を見る甲斐。

きゃあ～～～～上目使いは止めてよ！！！
心臓が持たない！！！

「はい愛莉亜ここにおいで」と甲斐は両手でおいでおいでと手招きをしてる。

え？
そんな所に行くの嫌なんだけど！！！

「嫌・・・無理！！！」

だって・・・だって・・・その場所って甲斐の足と足の間・・・つまり・・・股の間なんだもん！！！
行けるわけないじゃん！！！
恥ずかしすぎる！！！！！

「なんで？」

「なんでも！！！」

「愛莉亜来いよ！！！」

「きゃっ！！！甲斐なにすんのよ！！！」

私は甲斐に無理やり引き寄せられた・・・。
そして私は甲斐の思い通りに甲斐の足と足の間に座らされた。

「愛莉亜が早く来ないからだろ！！」

嫌だったんだから仕方ないじゃない。
恥ずかしすぎる・・・この体勢は・・・。
甲斐は恥ずかしくないわけ？

「・・・甲斐は平気なの？恥ずかしいとか思わない？」

「恥ずかしい？そんなの思わねえけど？」

やっぱりそうか・・・うすうすそうじゃないかとは思ってたけど・・・。
そもそも甲斐には恥ずかしいなんて思う事自体がないのかも・・・。
甲斐に聞いた私が馬鹿だった！！

「ふう・・・ってか甲斐って普通じゃないよね・・・」

「は？あっそうか！！そりゃあ普通じゃね～よ俺は」

おっ普通じゃないって自分で認めたよこの人は！！！



「なんたって・・・俺は天才だからね♪」と言いニヤリと笑った。

はい？
どこのどなたが天才なんでしょ～～か？
ってか自分で天才とか言ってる自体で馬鹿じゃん！！！
もういいよ・・・なんか疲れたし・・・。

「はいはい甲斐は天才でしたね」と私は呆れながら甲斐に言った。