新月Days



かつて、あの人があたしにしたように。



あたしの想いはツキトだけ。



なのに、きっとツキトからみたら、どっちつかずに見えただろう。



今なら、はっきりわかる。



ツキトの優しさ、想い。どれだけあたしを好きでいてくれたかを。



もっと早くに、突き放されていてもおかしくはなかっただろう。



今、やっと気がついたなんて。



あたしは、馬鹿だ。



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