新月Days



「あたし、付き合っ……好きな人がいるんだって。」



俯いたあたしに、



「どうしてはっきり言ってくれないのかなー、アヤちゃんは。『付き合ってる』って。」



顔を上げたら、微笑むツキトと目があった。



「…だって、もう、好きじゃないでしょう?」



「誰がそんなこと言ったの?」



「3日も連絡取れないし…」



あたしの言葉に、静かに微笑んだ。



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