虹色の歩み
そんな頃の友人関係はというと、女子はグループが出来上がっていて、男子もグループがありました。
私はどちらからも浮いた存在。

気持ち悪い

あいつくんな

なんかしてやろうぜ


そんな声はたくさん聞こえます。

また笑われるの?
またものなくされるの?
また叩かれたり物投げられるんだろうか。

毎日そんなことを考え、何が起こるのかビクビクしていました。

私の何がおかしいんだろう。何が嫌なんだろう。
普通とは違うのかな。普通ってどんなのなのかな。
ただ、自然と自分が取り入れた言動が、そんなにおかしいことなのかな。

これって…
…一生続くのかな…

今だけだよね。
そう思いながらも、
辛くて、悔しくて、情けなくて、自然と涙は溢れてきました。
< 11 / 25 >

この作品をシェア

pagetop