かけて、其れ切り
あとがき
 エブリスタの妄想コンテスト「月明かりの下で」用に書き下ろしました。

 インターネットを見ていたら、三羽のウサギが脚になった五徳(ごとく)を見つけまして、月といえばウサギでしょう!という安直な(ひらめ)きからこのお話は生まれました。

 同シリーズの、『(ある)いは誘蛾灯(ゆうがとう)のような』に登場する幽現屋(ゆうげんや)久遠(くおん)桜子(さくらこ)さんと、これに登場する彼女は同一人物です。勿論、お店も一緒。
 でも、訪れるお客さんによって、お店の外観や桜子さんの口調などが若干変化しています。
 お店の位置も不安定で、果たしていつも同じ場所にあるのかどうかも定かではありません。

 それもまた、必然として書きました。

 (つたな)い作品ではありますが、少しでも楽しんで頂けたなら、幸いです。

  鷹槻(たかつき)れん拝

※幽現屋シリーズの他作品に関しては作者プロフの作品一覧から「或いは誘蛾灯のような」「落ち切るまでに断ち切って」を探していただくか、本作タグから「幽現屋」を選択していただいたら飛べると思います♥
全て独立したお話ですので、他作を読まれなくても問題はありません。
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