お嬢様の恋 ~秘書兼護衛係はお嬢様への一途な想いを隠せない~
玲は思わず泣きそうになり、ゆがんだ微笑みのまま咲にキスをした。


少しでも長くこの時間が続けばいいと願いながら・・・。



やっとやっとやっと・・・言えた・・・。


何度も何度も寄せては返す波のように、何度も何度も口づけをする玲と咲。




セピア色に見えていた景色にやっと色が戻った瞬間、咲はずっと夢見ていた瞬間を手に入れた。
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