お嬢様の恋 ~秘書兼護衛係はお嬢様への一途な想いを隠せない~
「咲」

咲はその声に、動きをとめる。

この声を聞き違うわけがない。

ずっとずっと求めていた声。

大好きな人の声。

「咲」

もう一度呼ばれて咲は振り向く。

そこには両手を広げて笑顔向ける、玲が立っていた。
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