お嬢様の恋 ~秘書兼護衛係はお嬢様への一途な想いを隠せない~
お互いのぬくもりを感じながら、その存在をかみしめた瞬間、咲は涙が止まらなかった。
幼い子供のように泣く咲に、玲は微笑みかける。


この瞬間を夢見て、この瞬間のために頑張ってきた。

「ただいま」
「おかえり」
見つめ合い、そう伝え合ってから二人はキスをする。

離れていた時間を埋めるように、長い長いキスをする。

< 196 / 320 >

この作品をシェア

pagetop