お嬢様の恋 ～秘書兼護衛係はお嬢様への一途な想いを隠せない～

病院のベッドに横になる咲。
血色の悪い顔・・・・

代表からの連絡に、玲は生きた心地がしないまま病院に駆け付けた。
幸せな一日のはじまりから一変。

今、ベッドの上に眠る咲を見ていると心配で心配で仕方ない。

早く目を覚ましてほしいという気持ちと、目を覚ましたらつらい現実を告げなくてはならない複雑な心境。

玲は咲の隣からひと時も離れることはなく、咲が目を覚ますのを待った。