お嬢様の恋 ~秘書兼護衛係はお嬢様への一途な想いを隠せない~
「私は外を探します。すみませんが邸宅内を探していただけますか?見つかったら私の携帯に連絡ください。」
万が一ということもある。
護衛係として、咲が危険な目に遭ったことも知っている玲。
「警察に連絡したほうがいいでしょうか?」
家政婦も状況を深刻にとらえているらしい。
「まだ連絡はしません。30分後見つからなければ通報も視野に入れましょう。」
「旦那様へは?」
「・・・私から報告します。まずはお嬢様を探すことが先決です。」
「わかりました」
玲は家政婦に告げながら、すでに体は外へ向かっていた。
心当たりがある。
多分咲はそこにいるだろう。
これは俺のせいだ。
事実を離さなかった俺のせいだ。
事実を知っていて、咲から離れた俺のせいだ。
万が一ということもある。
護衛係として、咲が危険な目に遭ったことも知っている玲。
「警察に連絡したほうがいいでしょうか?」
家政婦も状況を深刻にとらえているらしい。
「まだ連絡はしません。30分後見つからなければ通報も視野に入れましょう。」
「旦那様へは?」
「・・・私から報告します。まずはお嬢様を探すことが先決です。」
「わかりました」
玲は家政婦に告げながら、すでに体は外へ向かっていた。
心当たりがある。
多分咲はそこにいるだろう。
これは俺のせいだ。
事実を離さなかった俺のせいだ。
事実を知っていて、咲から離れた俺のせいだ。