お嬢様の恋 ~秘書兼護衛係はお嬢様への一途な想いを隠せない~
たった一人残された咲は顔を覆って泣き始めた。


時間を忘れて、泣き続けた。






大好きだった場所。

思い出の場所。

大好きな人の、大好きな場所。

そこに大好きな人を置いて立ち去った玲も、泣きそうだった。
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