お嬢様の恋 ～秘書兼護衛係はお嬢様への一途な想いを隠せない～

壊れそうな心

朝陽が昇る前にベッドから立ち上がる。
まだ空気が冷たい。

床に置いてある室内用の靴をはいて部屋の机の上に置いてある水と、薬を手にして飲む。

浴室に向かって頭から熱いシャワーを浴びて、そのまま洗面台で髪を乾かす。

部屋に戻りクローゼットの中から服を選んで着る。
ラフなパンツルック。

化粧用の机で簡単に化粧を済ませると、仕事用の机に向かう。
机の上には大量の資料。

最近、新薬の開発が一歩前進している。
その新薬に関する専門的に知識を身に着けようと勉強を始めた。

途中、何度かこめかみに手を持っていく。