お嬢様の恋 ~秘書兼護衛係はお嬢様への一途な想いを隠せない~
いつか・・・いつか咲を迎えに行きたい。
咲のすべてを守れるように。

そのためにはまだまだ自分の努力も実力も足りない。
実績も足りない。

咲の姿を思い出すと、さらに玲は力が湧き上がり何かをしないといられなかった。

今頃咲はどうしているだろうか。
きっと傷ついている。
きっと自分を責めている。
とっくに壊れた心。

もう一度、咲は笑ってくれるだろうか。

もう一度あの頃のように・・・戻れるのだろうか・・・
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