好みの彼に弱みを握られていますっ!
***
「1分以内って……カップ麺も出来ないじゃないですか〜!」
そんなどうでもいいことを引き合いに出して振り返りざま、宗親さんをキッと睨んで抗議したら、彼が一瞬だけ瞳を見開いてから楽しそうにククッと笑った。
その笑顔はいつもの嘘くさい腹黒スマイルではなくて、本心からの笑顔に見えてドキッとする。
何なんですか、今の可愛い笑顔。
反則過ぎますっ。
と思ったのも束の間。
「下着をひとつふたつ脱ぐぐらいで3分も待たされたら堪りません。1分過ぎたらお迎えにあがりますので、そのつもりで」
にこやかにそう返されて、私は絶句する。
「では、カウントダウンスタートです」
言われて「60、59、58……」とわざとらしく数字を数えられ始めた私は、慌てて脱衣所にダッシュした。
いずれにしても、宗親さんは私を食べることを諦めるつもりはないみたいで。
私みたいな小娘相手に「待てない」とか信じられませんし、何だか揶揄われているだけな気がしてきましたが如何でしょう?
「1分以内って……カップ麺も出来ないじゃないですか〜!」
そんなどうでもいいことを引き合いに出して振り返りざま、宗親さんをキッと睨んで抗議したら、彼が一瞬だけ瞳を見開いてから楽しそうにククッと笑った。
その笑顔はいつもの嘘くさい腹黒スマイルではなくて、本心からの笑顔に見えてドキッとする。
何なんですか、今の可愛い笑顔。
反則過ぎますっ。
と思ったのも束の間。
「下着をひとつふたつ脱ぐぐらいで3分も待たされたら堪りません。1分過ぎたらお迎えにあがりますので、そのつもりで」
にこやかにそう返されて、私は絶句する。
「では、カウントダウンスタートです」
言われて「60、59、58……」とわざとらしく数字を数えられ始めた私は、慌てて脱衣所にダッシュした。
いずれにしても、宗親さんは私を食べることを諦めるつもりはないみたいで。
私みたいな小娘相手に「待てない」とか信じられませんし、何だか揶揄われているだけな気がしてきましたが如何でしょう?