好みの彼に弱みを握られていますっ!
「抗議は明かりに対してだけ? キスに関してはお咎めなしだと思って構いませんね?」
意地悪く宗親さんが微笑むのが見えて、そっちの方が大問題だった!と気が付いた時は後の祭り。
「春凪がしっかり僕との夫婦生活に対する覚悟を固めてきて下さったみたいでホッとしました」
言葉とは裏腹。
両手を、頭上で逃げられないよう宗親さんに片手でベッドに軽く縫い止められた私は、抗議の言葉をにこやかなその言葉に封じられたことを知る。
「宗親さんの腹黒ドSっ!」
仕方なくそう憎まれ口を叩いたら、「お褒め頂けて光栄です」とか……。
褒めてません!
「ねぇ、春凪、目を閉じて?」
再度そう請われた私は、言うことなんて聞いてやるもんか!と思ったけれど、目を閉じないと好みのお顔がすぐ近くに迫ってきてまずいと言うことを失念していた。
意地悪く宗親さんが微笑むのが見えて、そっちの方が大問題だった!と気が付いた時は後の祭り。
「春凪がしっかり僕との夫婦生活に対する覚悟を固めてきて下さったみたいでホッとしました」
言葉とは裏腹。
両手を、頭上で逃げられないよう宗親さんに片手でベッドに軽く縫い止められた私は、抗議の言葉をにこやかなその言葉に封じられたことを知る。
「宗親さんの腹黒ドSっ!」
仕方なくそう憎まれ口を叩いたら、「お褒め頂けて光栄です」とか……。
褒めてません!
「ねぇ、春凪、目を閉じて?」
再度そう請われた私は、言うことなんて聞いてやるもんか!と思ったけれど、目を閉じないと好みのお顔がすぐ近くに迫ってきてまずいと言うことを失念していた。