好みの彼に弱みを握られていますっ!
このバーでたまたま何度か見掛ける内に、やたらと気にかかるようになっていた、好みのド・ストライクな見た目の、ゆるふわな印象の女の子が、一度だけトロットロに酔っている姿を見たことがある。
いつもはどちらかと言うと、小柄な体型も相まって幼い印象さえまとった彼女が、切なそうに彼氏を見詰める表情にまごうことなき〝女〟を見て、僕は一瞬で心を奪われたんだ。
あの熱視線の先にいるのが、何故自分ではないのか、と本気で思ってしまったほどに。
どうしようもなく僕好みの、可愛い顔をした女の子だと言うのは認知していたけれど、不意打ちのように見せられたあの表情は反則だった。
世に言ういわゆるギャップ萌えと言うやつだろうか。
しかもそう意識した上でよく見ると、彼女は小柄な割に結構胸があった。
そのくせ自分ではそのことを余り意識していないのか、無防備に動くものだから、そのたび円い膨らみが柔らかく形を変えて、それが、何とも艶かしく見えて――。
僕だって、いい歳をした大人の男だ。
別に女性経験自体がないわけじゃなし、どちらかと言うと経験豊富な方だと自負だってしていた。
それなのに。
いつもはどちらかと言うと、小柄な体型も相まって幼い印象さえまとった彼女が、切なそうに彼氏を見詰める表情にまごうことなき〝女〟を見て、僕は一瞬で心を奪われたんだ。
あの熱視線の先にいるのが、何故自分ではないのか、と本気で思ってしまったほどに。
どうしようもなく僕好みの、可愛い顔をした女の子だと言うのは認知していたけれど、不意打ちのように見せられたあの表情は反則だった。
世に言ういわゆるギャップ萌えと言うやつだろうか。
しかもそう意識した上でよく見ると、彼女は小柄な割に結構胸があった。
そのくせ自分ではそのことを余り意識していないのか、無防備に動くものだから、そのたび円い膨らみが柔らかく形を変えて、それが、何とも艶かしく見えて――。
僕だって、いい歳をした大人の男だ。
別に女性経験自体がないわけじゃなし、どちらかと言うと経験豊富な方だと自負だってしていた。
それなのに。