好みの彼に弱みを握られていますっ!
「へぇ〜。そうなんですね。春凪、昨夜は僕にしがみ付いてとっても気持ちよさそうに眠っていらしたようにお見受けしたんですけど……実は起きておられた、と。ってことは……アレは寝たふりをした上での計算づくでの所業だったのですね。気が付きませんでした」
そこまで言って、僕はわざと目を眇めて春凪をじっと見つめた。
「春凪。――腹黒ドSな僕を求めていただけて、大変光栄です。せっかく誘って頂いたのに手を出さなくて済みません」
そう、わざとらしく付け足したら、大慌てで「そっ、そんなわけ、ないですっ! きっ、記憶が途中でなくなるぐらい……その、よ、酔っ払ってて。えっと……し、しっかり寝落ちしてました! ごめんなさいっ!」と手のひらを返すんだ。
本当この子はチョロくて可愛い。
そこまで言って、僕はわざと目を眇めて春凪をじっと見つめた。
「春凪。――腹黒ドSな僕を求めていただけて、大変光栄です。せっかく誘って頂いたのに手を出さなくて済みません」
そう、わざとらしく付け足したら、大慌てで「そっ、そんなわけ、ないですっ! きっ、記憶が途中でなくなるぐらい……その、よ、酔っ払ってて。えっと……し、しっかり寝落ちしてました! ごめんなさいっ!」と手のひらを返すんだ。
本当この子はチョロくて可愛い。