好みの彼に弱みを握られていますっ!
もしかしたらそういうのもあるからかな?(と思いたいだけです、すみません)
真相は定かではないけれど、両家の了承が得られるや否や、「婚姻届、いつ出しても構いませんよね?」と言われてしまった。
今までは私の気が変わって破棄されてはいけないから、と友人――お店をやっておられるらしい――のところに預けていたらしい婚姻届。
それを、仕事帰りに受け取っていらして。
そういえば宗親さんのお家に初めてお邪魔した日、私は急遽決まったお泊まりの準備のため、単身コンビニに行ったことがある。
あの時、夕飯の買い出しついでに〝寄る所〟が出来たとおっしゃった宗親さんと、束の間別行動になったんでした。
どうやらその時、宗親さんはその友人さんとやらに書類を預けていらしたみたい。
あの日宗親さんがおっしゃった、〝寄る所〟はそこだったのね、と今更のように思い至る。
自分にも関係のある書類だし、もちろん今までだって私、「婚姻届、どこにやりました?」とお聞きしたことがないわけじゃない。
その度に宗親さんは「出す時が来るまで春凪にだけは秘密です」って言うばかりで、どこに隠したのか一切教えてさ下さらなかったの。
その時にも、|宗親さんは「春凪が『やっぱりこの結婚はやめたいです』とか言い出したら困りますから」って付け足してらっしゃいましたっけ。
私ってば何て信用がないのっ!
真相は定かではないけれど、両家の了承が得られるや否や、「婚姻届、いつ出しても構いませんよね?」と言われてしまった。
今までは私の気が変わって破棄されてはいけないから、と友人――お店をやっておられるらしい――のところに預けていたらしい婚姻届。
それを、仕事帰りに受け取っていらして。
そういえば宗親さんのお家に初めてお邪魔した日、私は急遽決まったお泊まりの準備のため、単身コンビニに行ったことがある。
あの時、夕飯の買い出しついでに〝寄る所〟が出来たとおっしゃった宗親さんと、束の間別行動になったんでした。
どうやらその時、宗親さんはその友人さんとやらに書類を預けていらしたみたい。
あの日宗親さんがおっしゃった、〝寄る所〟はそこだったのね、と今更のように思い至る。
自分にも関係のある書類だし、もちろん今までだって私、「婚姻届、どこにやりました?」とお聞きしたことがないわけじゃない。
その度に宗親さんは「出す時が来るまで春凪にだけは秘密です」って言うばかりで、どこに隠したのか一切教えてさ下さらなかったの。
その時にも、|宗親さんは「春凪が『やっぱりこの結婚はやめたいです』とか言い出したら困りますから」って付け足してらっしゃいましたっけ。
私ってば何て信用がないのっ!