好みの彼に弱みを握られていますっ!
「で、でも私っ。実は本日、身体の方に重大な問題が起こりましてっ。もし今日でしたら……そのっ、む、胸だけじゃなく上半身は満遍なくお見せ出来ない感じになっちゃうんですが……よろしいですか?」
ソワソワと視線をそらしながら問いかけたら、宗親さんが私の顔をじっと覗き込んできて。
「春凪がバカみたいに食べるからですよ」
って、【全てお見通し】みたいにクスクス笑うの。
宗親さんがチラッと私のお腹の辺りに視線を流されたのを感じて、
「みっ、見ないでくださいっ! ポンポコリンなんですっ!」
私は慌てて掴まれていないもう一方の手でパジャマをビッとダボつかせるように引っ張った。
「わっ、分かっていらっしゃるんなら話が早いですっ! そ、そういうわけですのでっ。下だけしか脱げませんが……それでも今日決行なさ――、ひゃぁ!」
「決行なさいますか?」と言い終えるか終えないかのうちに、私は宗親さんに、横抱きに抱き上げられてしまっていた。
「春凪のお腹がお寿司の食べ過ぎでポンポコリンでも、僕は一向に気にしません。――キミは三十分以上も風呂場でそんなことを悩んでいたの?」
きゃー、宗親さん、わざわざ〝ポンポコリン〟復唱しないでぇぇぇっ!
ソワソワと視線をそらしながら問いかけたら、宗親さんが私の顔をじっと覗き込んできて。
「春凪がバカみたいに食べるからですよ」
って、【全てお見通し】みたいにクスクス笑うの。
宗親さんがチラッと私のお腹の辺りに視線を流されたのを感じて、
「みっ、見ないでくださいっ! ポンポコリンなんですっ!」
私は慌てて掴まれていないもう一方の手でパジャマをビッとダボつかせるように引っ張った。
「わっ、分かっていらっしゃるんなら話が早いですっ! そ、そういうわけですのでっ。下だけしか脱げませんが……それでも今日決行なさ――、ひゃぁ!」
「決行なさいますか?」と言い終えるか終えないかのうちに、私は宗親さんに、横抱きに抱き上げられてしまっていた。
「春凪のお腹がお寿司の食べ過ぎでポンポコリンでも、僕は一向に気にしません。――キミは三十分以上も風呂場でそんなことを悩んでいたの?」
きゃー、宗親さん、わざわざ〝ポンポコリン〟復唱しないでぇぇぇっ!