好みの彼に弱みを握られていますっ!
***

 春凪(はな)の秘部を慣らそうと彼女の入り口に手を伸ばしたと同時、ギュッと足を閉じるようにして春凪が眉根を寄せて。

「あ、あのっ、私っ」

 泣きそうな不安そうなその顔を見て、前に春凪が「自分は〝濡れない〟の」と悩んでいたのを思い出した僕は、わざと水音を立てるように谷間に沿って指を動かした。

 その際、外側でぷっくり勃ち上がってきている可愛い突起も一緒にこすってやれば、

「んっ、ぁ……」

 堪え切れないみたいに小さく春凪が吐息を漏らして。
 僕はその反応に痛いぐらいに自分が張り詰めるのを感じる。

「大丈夫、しっかり濡れて感じてくれてるから……何も心配しないで?」

 春凪はいちいち言葉にしないで!って怒るかな。

 でも僕はキミが〝僕で〟そうなっていることを逐一確認して、春凪に知らしめたいんだ。

 キミをこんな風にしているのは誰でもない、〝僕だからね〟って。
 もっと言えば、春凪をいやらしく乱れさせることが出来るのも、彼女の恥ずかしがり屋な乳首を勃たせることが出来るのも、〝僕だけ〟なのだと思い知って欲しい。
 他の男じゃダメだって……。僕なしじゃいられないって……。そう、春凪の心と体と脳に刻み込んでもらいたい。
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