好みの彼に弱みを握られていますっ!
春凪(はな)の中、きっといま物凄く敏感になってると思うんだ。もちろん、しっかりほぐれているし、今ならきっと僕のが挿入(はい)っても痛くないと思う。だから、ね、春凪。――いいよって言って僕を受け入れて?」

 言うと同時、濡れたままの手で入り口上部の気持ちいい突起をこすられた私は、思わず「んっ」って小さく喘いで身体を跳ねさせた。

「約束通り【ここ】もちゃんと春凪のお望み通りだよ?」

「ひゃぁっ」
 言われて胸の先端にチュッと吸いつかれた私は、痺れるような刺激が気持ち良過ぎて、どうしていいか分からなくなる。

 見るとはなしに視線を向けた膨らみの先、普段は決して顔を出さない胸の頂がツン、と天を向いて誇らしげに存在を主張していて。

「胸……」

 思わずつぶやいたら「うん、僕にだけ反応してくれる春凪の胸、最高に可愛いね」って褒められた。
< 383 / 571 >

この作品をシェア

pagetop