好みの彼に弱みを握られていますっ!
宗親さんにベッドに押し込められながら問いかけたら
「もちろんすごく困ります。――ですが、春凪がいま動けないのは僕のせいですからね」
そっと労わるように頬のラインを撫でてくれた宗親さんの指先に、さっきまでの情事をふと思い出して、恥ずかしさに思わずギュッと目をつぶったら唇に柔らかなものが押し当てられた。
えっ?って思って慌てて目を開けたら
「まずいなぁ。僕も仕事に行くのが嫌になってしまう」
吐息混じりにつぶやいて、宗親さんの顔が眼前から離れていくところで。
(もしかして、いま、キスされたの!?)
まるで甘々の新婚さんみたいなことをされた私は、真っ赤になって布団を被って丸まった。
(む、宗親さんっ、一体何を考えていらっしゃるのっ!?)
本当に愛されていると錯覚してしまいそうだから、出来れば甘さは控えめでお願いします……!
「もちろんすごく困ります。――ですが、春凪がいま動けないのは僕のせいですからね」
そっと労わるように頬のラインを撫でてくれた宗親さんの指先に、さっきまでの情事をふと思い出して、恥ずかしさに思わずギュッと目をつぶったら唇に柔らかなものが押し当てられた。
えっ?って思って慌てて目を開けたら
「まずいなぁ。僕も仕事に行くのが嫌になってしまう」
吐息混じりにつぶやいて、宗親さんの顔が眼前から離れていくところで。
(もしかして、いま、キスされたの!?)
まるで甘々の新婚さんみたいなことをされた私は、真っ赤になって布団を被って丸まった。
(む、宗親さんっ、一体何を考えていらっしゃるのっ!?)
本当に愛されていると錯覚してしまいそうだから、出来れば甘さは控えめでお願いします……!