好みの彼に弱みを握られていますっ!
***
「朝食、食べられそうですか?」
あの後、お言葉に甘えてラフな格好に着替えてベッドの中でうつらうつら惰眠をむさぼっていたら、宗親さんにそう問いかけられて。
潜り込むように被っていた布団を少しめくり上げられた。
「朝、ご飯……?」
寝ぼけた頭でぼんやりつぶやいた途端、グゥ〜ッとお腹が鳴って、私は一気に覚醒する。
「しっかり食べられそうですね」
クスッと宗親さんに笑われたのが恥ずかしくて、もう一度布団を引っ張ろうとしたら、彼はそれを許してくださらなくて。
「ひゃわっ」
布団をバサリと取り払われて寒さに縮こまったと同時、宗親さんにいきなり抱き上げられた私は、驚いて変な声を出してしまう。
「いくら何でも布団の中で食べるわけにはいかないでしょう?」
さすがにそこまでは甘やかしませんよ?と言わんばかりの冷ややかな表情の宗親さんに間近で見下ろされて。
恥ずかしくなった私が「じっ、自分で歩けますっ」って眉根を寄せたら「お風呂場までも歩けなかったのに?」って意地悪く微笑まれた。
「朝食、食べられそうですか?」
あの後、お言葉に甘えてラフな格好に着替えてベッドの中でうつらうつら惰眠をむさぼっていたら、宗親さんにそう問いかけられて。
潜り込むように被っていた布団を少しめくり上げられた。
「朝、ご飯……?」
寝ぼけた頭でぼんやりつぶやいた途端、グゥ〜ッとお腹が鳴って、私は一気に覚醒する。
「しっかり食べられそうですね」
クスッと宗親さんに笑われたのが恥ずかしくて、もう一度布団を引っ張ろうとしたら、彼はそれを許してくださらなくて。
「ひゃわっ」
布団をバサリと取り払われて寒さに縮こまったと同時、宗親さんにいきなり抱き上げられた私は、驚いて変な声を出してしまう。
「いくら何でも布団の中で食べるわけにはいかないでしょう?」
さすがにそこまでは甘やかしませんよ?と言わんばかりの冷ややかな表情の宗親さんに間近で見下ろされて。
恥ずかしくなった私が「じっ、自分で歩けますっ」って眉根を寄せたら「お風呂場までも歩けなかったのに?」って意地悪く微笑まれた。