好みの彼に弱みを握られていますっ!
***
「宗親しゃ、さすがにさっきのはしゅっごく意地悪ですっ!」
車に押し込まれてシートベルトで拘束されて……。
あまりの手際の良さにムムッと唇を突き出して抗議したら、助手席側外から覆いかぶさるようにして、思いっきり唇を塞がれてしまった。
「……ぁ、んんっ!」
しかも思いっきりディープなやつだったから、解放された時には息が上がってしまって抗議の言葉が紡げなくて。
肩で息をしながら宗親さんを見つめたら、
「明智が春凪に餌付けしたのが悪い……」
私の顔を真剣に見下ろす宗親さんにそんなことを言われて驚いてしまう。
思わず「へっ?」って間の抜けた声を出したら、「あっちが本気になってキミにアレコレ出してきたら、僕は絶対敵わないじゃないですか……」とか。
わわわっ。
なに、なに、なに⁉︎
何でそんな眉根寄せて不安そうなお顔なさるの?
「……だから」
私が思わずそのお顔にほだされそうになったと同時。
「宗親しゃ、さすがにさっきのはしゅっごく意地悪ですっ!」
車に押し込まれてシートベルトで拘束されて……。
あまりの手際の良さにムムッと唇を突き出して抗議したら、助手席側外から覆いかぶさるようにして、思いっきり唇を塞がれてしまった。
「……ぁ、んんっ!」
しかも思いっきりディープなやつだったから、解放された時には息が上がってしまって抗議の言葉が紡げなくて。
肩で息をしながら宗親さんを見つめたら、
「明智が春凪に餌付けしたのが悪い……」
私の顔を真剣に見下ろす宗親さんにそんなことを言われて驚いてしまう。
思わず「へっ?」って間の抜けた声を出したら、「あっちが本気になってキミにアレコレ出してきたら、僕は絶対敵わないじゃないですか……」とか。
わわわっ。
なに、なに、なに⁉︎
何でそんな眉根寄せて不安そうなお顔なさるの?
「……だから」
私が思わずそのお顔にほだされそうになったと同時。