俺の気持ちに気づけよ、バーカ!


璃奈の部屋の前に着いた。


うわっ。
なんだこれ。

俺の心臓、時限爆弾でも
仕込まれてんの?

この爆音、
本当に俺の心臓が
鳴らしてんのかよ?


ドキドキが鳴りやまない。

目もキョドる。

落ち着かないように
左右にキョロキョロ。

心拍まで上がってきた。


こんな状態で、璃奈の部屋に
入って大丈夫なのか?

大好きな女と二人だけ。

愛おしい想いが暴走して、
俺の体中をはりめぐる
恋の時限爆弾のコードを
ぶった切っちゃいそうな
今の俺に、焦る。

< 151 / 332 >

この作品をシェア

pagetop