俺の気持ちに気づけよ、バーカ!
璃奈の部屋の前に着いた。
うわっ。
なんだこれ。
俺の心臓、時限爆弾でも
仕込まれてんの?
この爆音、
本当に俺の心臓が
鳴らしてんのかよ?
ドキドキが鳴りやまない。
目もキョドる。
落ち着かないように
左右にキョロキョロ。
心拍まで上がってきた。
こんな状態で、璃奈の部屋に
入って大丈夫なのか?
大好きな女と二人だけ。
愛おしい想いが暴走して、
俺の体中をはりめぐる
恋の時限爆弾のコードを
ぶった切っちゃいそうな
今の俺に、焦る。