俺の気持ちに気づけよ、バーカ!
怒りが込み上げてきた。
激しすぎて
コントロールできそうもない。
今にも
璃奈を怒鳴りつけそうで
それは
絶対に阻止したくて
いっそ
呼吸を止めたいほど。
ほら。
俺のこういうとこが、
璃奈と
釣り合わないんだよ。
璃奈の幸せを
心から願えない。
好きな女が、俺以外の男を
思い浮かべるたび、
璃奈を攻撃したくて
たまらなくなる。
人間として
どうしようもない俺が、
璃奈の運命の相手な
わけがねぇじゃん!