俺の気持ちに気づけよ、バーカ!
はぁ?
俺の邪魔をするなんて、何さま?
1週間ぶりなんだよ。
璃奈の顔を拝むのはさ。
この時間を、
俺がどれだけ待ちわびてたと
思ってんだよ!!
「俺はな、
璃奈に話すことがあるんだよ!」
っつうか、話したくて
たまんねぇんだよ!
「僕。早く
サッカーしたいんだもん~~」
「ボール蹴りたいぃぃ~~」
その場駆け足で
ギャーギャーわめく、
猛獣二匹。
無理やり
車の後部座席に押し込み
俺はいざ、璃奈の元へ。
ったく。
双子のワメキに
つき合ってたせいで、
璃奈と話す時間が
削られたっつうの。