俺の気持ちに気づけよ、バーカ!

桜ちゃんの理想の妻って……
婚姻届けって……

私まだ、18歳だよ!


ひゃぁぁぁぁ。

そんなキュンキュンすることを
不意打ちでささやかないでよ。



桜ちゃんは
私の頭を撫でながら


「璃奈ってさ
 いい女になったな」


ワイルドなはちみつ声を
私の耳に響かせたから

幸せに
漬かりまくっている私は

いつ心臓が止まっても
おかしくない状態になっちゃった。


「俺が、双子怪獣を
 起こしてくるから」


桜ちゃんは
箸をテーブルに並べると
キッチンを出て行った。
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