騎士様と合コンして狙い撃ちしたら、まさかの恋仲になれちゃいました。もう離れたくないと縋るので可愛すぎてしんどい。
「え? 昨日買ったのに家具も、もう入ってるの?」
大きな螺旋階段を登っている途中で先ほどの玄関ホールを思い返せば、確かに家具というか生活をする上で何の支障もなさそうな様子だった。
「うん。前の持ち主は、今の家具はこの邸に合わせて作ったからと、一緒に売ったそうだよ。エレノアが気に入らないなら、また買い直そう」
廊下の隅に置かれた小さな花瓶台なども、邸の雰囲気などにもしっくりくるような可愛らしいものだった。
「えっと……そのまま、使いたい……もったいないし……」
そんな話をしつつ、二階の奥にある主寝室らしき部屋へと辿り着く。室内は、予想通りの可愛らしい様子。庶民の私でもわかっていることだけど、主寝室って夫婦が寝る部屋なので、こんな……私の趣味満載みたいなの……大丈夫なんだろうか。
もうただただ、彼が「私のために」としてくれた事が凄過ぎてなんだか思いに呑まれそうで圧倒される。シャーロックは、呆気に取られている私にまたちいさく苦笑して部屋の中へと導いた。
「さ。ドレス脱ごう? 俺以外の男との結婚式用のドレスなんて、気分悪いし」
大きな螺旋階段を登っている途中で先ほどの玄関ホールを思い返せば、確かに家具というか生活をする上で何の支障もなさそうな様子だった。
「うん。前の持ち主は、今の家具はこの邸に合わせて作ったからと、一緒に売ったそうだよ。エレノアが気に入らないなら、また買い直そう」
廊下の隅に置かれた小さな花瓶台なども、邸の雰囲気などにもしっくりくるような可愛らしいものだった。
「えっと……そのまま、使いたい……もったいないし……」
そんな話をしつつ、二階の奥にある主寝室らしき部屋へと辿り着く。室内は、予想通りの可愛らしい様子。庶民の私でもわかっていることだけど、主寝室って夫婦が寝る部屋なので、こんな……私の趣味満載みたいなの……大丈夫なんだろうか。
もうただただ、彼が「私のために」としてくれた事が凄過ぎてなんだか思いに呑まれそうで圧倒される。シャーロックは、呆気に取られている私にまたちいさく苦笑して部屋の中へと導いた。
「さ。ドレス脱ごう? 俺以外の男との結婚式用のドレスなんて、気分悪いし」