騎士様と合コンして狙い撃ちしたら、まさかの恋仲になれちゃいました。もう離れたくないと縋るので可愛すぎてしんどい。
 シャーロックは清々しいくらい爽やかな笑みを、私の言葉に返した。言ってることは、あまり爽やかだとは言い難いけど。

「……ついさっき、このドレスは気分悪いって言ってなかった?」

 なんとなく不満に思って目を細めてそう言った私に、彼はちょっとだけ首を傾げつつ胸の先を含んだ。一番感じるような舐め方は、彼の熱心な研究の結果効果抜群で、やってくる快感の予感に背中がぞくっとした。

「その格好のエレノアが信じられないほどに可愛くて、そういう不満は越えた」

「ひゃっ……ちょっとっ……」

 熱い舌で剥き出しになった胸を、存分に舐められて慣らされた胸の先は早くも尖り始めた。巧みな技術で磨かれて、胸だけの良い刺激で達することが出来るようになってしまった私は、お互いに性的な意味で勉強し合ったシャーロックを忘れてしまうことなど絶対に不可能。

 なので、何かの理由で離れてしまってもいつか帰ってくるように、いつの間にか躾けられちゃったのかもしれない。必ず巣に帰り着くという、帰巣本能を持っている獣のように。

「んんーっ……いくっ……いくっ……ああああっ……」

< 241 / 261 >

この作品をシェア

pagetop