騎士様と合コンして狙い撃ちしたら、まさかの恋仲になれちゃいました。もう離れたくないと縋るので可愛すぎてしんどい。
 恥ずかしいくらいに垂れた液体が奏でるぱちゅぱちゅと響き渡る水音を聞きつつ、何度も何度も絶頂を感じて、いつの間にか私の方から腰を押し付けるようにして動いていた。お互いがお互いに、快感をねだる獣のような二人。もちろん、この姿を人に見せる訳ではないのだから、それで良いはずだけど。我に返ったら恥ずかしくなってしまうのは、仕方ない。本能のままに、ベッドの上でぶつかり合う私達。

 やがて奥の方で放たれた彼の熱を、逃さず奥へと導くように私の膣内はぎゅうぎゅうと収縮した。シャーロックの果てたばかりの色っぽい顔を、じっと見てしまう。

「ほっぺた真っ赤にした色っぽい顔でそんな風に俺の事を見ていると、すぐ勃つよ」

 シャーロックはそれは本意ではないと言った様子で、呟いた。けれど、この時の彼は私にこう言って欲しいと思っていることは、なんとなくわかって来ているのでそのように返した。

「もっと……もっとして。シャーロック」

 そう言った私を見て、彼は顔を真っ赤にした。そう。これまでも多分そう言って欲しいんだろうなと思いつつ、実は使ったのはこれが初めて。

「……君が望むなら、いくらでも」

 彼はあっという間に大きくなったそれを使って、もう喘げないくらいまでになった私に快感の果てをすぐに見せてくれるのは、これまでに何度も経験しているのでわかりきった未来だけど。
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