私は今日も、虚構(キミ)に叶わぬ恋をする。
駅から数分歩くと、遊園地・セイレニアランドの入り口があった。
当然の如く、そこにも『エレアル』キャラの看板やポスターがたくさんあって、またもや私は撮影しまくった。
周りを見ると、ほかのお客さんたちも、大盛り上がりでスマホを構えている。
「は〜、やっぱ埋木くん可愛い〜推せる〜」
「えー、今日は『エレアル』コラボ絶賛開催中のセイレニアランドにやってきました! 見てください!見渡す限り『エレアル』です!
まさに天国っ!」
「ねぇ、あれ、水兎くんのコスだよね!? クオリティ高すぎ!
女の人なのに、超かっこいい〜!」
中には動画を撮影しながら実況している子たちや、コスプレをしている人たちもいて、完全にお祭りムードだ。
私のテンションも上がってくる。
「すごいね。『エレアル』好きな人ってこんなにいるんだ……」
「アニメ化前だけど、連載は長いからね〜。
イケメン多いからお姉さんファンも多いし。
……ね、優星くん大丈夫? 引いちゃってない?」
ファンが集まる独特の空気に、優星くんが付いてこれるか、ちょっと心配だった。
が、優星くんは楽しげに笑うと、
「全然。むしろ楽しいよ。
こんな面白い場所、なかなかないじゃん」
「そうなんだよ!」
『エレアル』と遊園地、二つの非日常が混ざったこの空間は、今しか味わえないものだ。
(このイベントを企画してくれた人、本当にありがとう!)
「よし、私たちもガンガン楽しもう!」
私は今日一日、『エレアル』漬けになることを決めた。
当然の如く、そこにも『エレアル』キャラの看板やポスターがたくさんあって、またもや私は撮影しまくった。
周りを見ると、ほかのお客さんたちも、大盛り上がりでスマホを構えている。
「は〜、やっぱ埋木くん可愛い〜推せる〜」
「えー、今日は『エレアル』コラボ絶賛開催中のセイレニアランドにやってきました! 見てください!見渡す限り『エレアル』です!
まさに天国っ!」
「ねぇ、あれ、水兎くんのコスだよね!? クオリティ高すぎ!
女の人なのに、超かっこいい〜!」
中には動画を撮影しながら実況している子たちや、コスプレをしている人たちもいて、完全にお祭りムードだ。
私のテンションも上がってくる。
「すごいね。『エレアル』好きな人ってこんなにいるんだ……」
「アニメ化前だけど、連載は長いからね〜。
イケメン多いからお姉さんファンも多いし。
……ね、優星くん大丈夫? 引いちゃってない?」
ファンが集まる独特の空気に、優星くんが付いてこれるか、ちょっと心配だった。
が、優星くんは楽しげに笑うと、
「全然。むしろ楽しいよ。
こんな面白い場所、なかなかないじゃん」
「そうなんだよ!」
『エレアル』と遊園地、二つの非日常が混ざったこの空間は、今しか味わえないものだ。
(このイベントを企画してくれた人、本当にありがとう!)
「よし、私たちもガンガン楽しもう!」
私は今日一日、『エレアル』漬けになることを決めた。