私は今日も、虚構(キミ)に叶わぬ恋をする。
賛同を求めるように、私はスマホを手に取ると、短文投稿型SNSのアプリを開いた。
作者の紅々葉先生、『エレアル』の編集者さん、アニメ関係者、その他見知らぬ誰か。
誰でもいいから、『烈華様は生きてる』って言って欲しかった。
しかし、その言葉は、アプリを開いてすぐに飛び込んできた。
それは、紅々葉先生の書いた呟きだった。
『展開上、ああするしかありませんでした。
ファンの方たち、申し訳ありません。
彼の死を意味あるものにできるよう、これからも最高の漫画を提供できるよう頑張ります』
更新時間はわずか5分前で、メッセージとともに、後ろ姿の烈華様が描かれたイラストが載せられている。
さらにその下には、ファンの人たちが先生に送ったメッセージが、大量に表示されていた。
『烈華様あぁぁ!! ……悲しいです。。』
『烈華くん推しなので、今週の展開は泣きました』
『なんで烈華くんを殺したんですか!?
いくら読者の気を引きたいからって、やりすぎ!』
『先生、烈華のこと嫌いなんですか?』
『私も烈華様ファンだけど、先生を責めるのはよくないと思います。
あれだけ烈華様が急に活躍しだしたのは、退場する前触れっぽかったし、心の準備はできてました。
私は、今後も『エレアル』楽しみにしてます!』
賛成、反対、様々な意見があったけど、ひとつだけ確実に言えることがあった。
烈華様は、まぎれもなく死亡していた。
作者の紅々葉先生、『エレアル』の編集者さん、アニメ関係者、その他見知らぬ誰か。
誰でもいいから、『烈華様は生きてる』って言って欲しかった。
しかし、その言葉は、アプリを開いてすぐに飛び込んできた。
それは、紅々葉先生の書いた呟きだった。
『展開上、ああするしかありませんでした。
ファンの方たち、申し訳ありません。
彼の死を意味あるものにできるよう、これからも最高の漫画を提供できるよう頑張ります』
更新時間はわずか5分前で、メッセージとともに、後ろ姿の烈華様が描かれたイラストが載せられている。
さらにその下には、ファンの人たちが先生に送ったメッセージが、大量に表示されていた。
『烈華様あぁぁ!! ……悲しいです。。』
『烈華くん推しなので、今週の展開は泣きました』
『なんで烈華くんを殺したんですか!?
いくら読者の気を引きたいからって、やりすぎ!』
『先生、烈華のこと嫌いなんですか?』
『私も烈華様ファンだけど、先生を責めるのはよくないと思います。
あれだけ烈華様が急に活躍しだしたのは、退場する前触れっぽかったし、心の準備はできてました。
私は、今後も『エレアル』楽しみにしてます!』
賛成、反対、様々な意見があったけど、ひとつだけ確実に言えることがあった。
烈華様は、まぎれもなく死亡していた。