私は今日も、虚構(キミ)に叶わぬ恋をする。
「ごめんなさいごめんなさい本当に!!
何か言わなきゃって思ったら、つい力が入っちゃって……!!
『エレアル』や烈華くんの名前まで出して、めっちゃ恥ずかしかったですよね!!
本当にごめんなさい!!」
「いや、真昼ちゃんが悪いわけじゃないからっ!
私こそ、嬉しくてついテンションあがっちゃって……。
私の方が声大きかったし、注意されたのは私のせいだよ!
ごめんなさい!」
ぺこぺこと何度も頭を下げ合う、私と真昼ちゃん。
「いや、どっちも同じくらい声デカかったから……。
ていうか、俺が止めればよかったな、ごめん」
苦笑しながら、久我山くんは軽く真昼ちゃんの頭を小突いた。
「でも、お前なー。いつも自分で言ってるだろうが。『オタク話は外でしないで!』って。
その張本人が、空気読めない行動してんじゃねーよ」
「うぅ……反省してます」
しゅん、と項垂れる真昼ちゃんに、私は慌てて言う。
「でも、すごく嬉しかったよ!
私が趣味で書いてるものを、あんなに楽しみにしてくれてるなんて思わなかったから」
「……深月さん……!
そうです! 私本当に、深月さんの小説が大好きなんです!
わかってもらえましたか!?」
一転して、ぱぁと瞳を輝かせる真昼ちゃん。
何か言わなきゃって思ったら、つい力が入っちゃって……!!
『エレアル』や烈華くんの名前まで出して、めっちゃ恥ずかしかったですよね!!
本当にごめんなさい!!」
「いや、真昼ちゃんが悪いわけじゃないからっ!
私こそ、嬉しくてついテンションあがっちゃって……。
私の方が声大きかったし、注意されたのは私のせいだよ!
ごめんなさい!」
ぺこぺこと何度も頭を下げ合う、私と真昼ちゃん。
「いや、どっちも同じくらい声デカかったから……。
ていうか、俺が止めればよかったな、ごめん」
苦笑しながら、久我山くんは軽く真昼ちゃんの頭を小突いた。
「でも、お前なー。いつも自分で言ってるだろうが。『オタク話は外でしないで!』って。
その張本人が、空気読めない行動してんじゃねーよ」
「うぅ……反省してます」
しゅん、と項垂れる真昼ちゃんに、私は慌てて言う。
「でも、すごく嬉しかったよ!
私が趣味で書いてるものを、あんなに楽しみにしてくれてるなんて思わなかったから」
「……深月さん……!
そうです! 私本当に、深月さんの小説が大好きなんです!
わかってもらえましたか!?」
一転して、ぱぁと瞳を輝かせる真昼ちゃん。