私は今日も、虚構(キミ)に叶わぬ恋をする。
「それに、こういうの、楽しいよね」
「楽しい?」
「2人でくじを真剣に選んで、結果がわかるたびに一喜一憂してさ。
ちょっとしたイベントみたいだった。
久我山くんが一緒に来てくれたおかげで、すっごく楽しかったよ!」
「……うん、俺も楽しかった」
私の周りには今まで、『エレアル』好きを分かち合える人はいなかった。
身近な誰かと好きなものを共有できることは、こんなにも幸せなんだって、初めて知った。
「あ〜! 今度は真昼ちゃんも一緒に3人で引きたいなぁ〜。
でも、あんまり騒ぎすぎるとお店も迷惑かなぁ」
「……光峰さん」
「ん?」
「……俺、光峰さんとああいう形で知り合えて、本当に良かったと思うよ」
「楽しい?」
「2人でくじを真剣に選んで、結果がわかるたびに一喜一憂してさ。
ちょっとしたイベントみたいだった。
久我山くんが一緒に来てくれたおかげで、すっごく楽しかったよ!」
「……うん、俺も楽しかった」
私の周りには今まで、『エレアル』好きを分かち合える人はいなかった。
身近な誰かと好きなものを共有できることは、こんなにも幸せなんだって、初めて知った。
「あ〜! 今度は真昼ちゃんも一緒に3人で引きたいなぁ〜。
でも、あんまり騒ぎすぎるとお店も迷惑かなぁ」
「……光峰さん」
「ん?」
「……俺、光峰さんとああいう形で知り合えて、本当に良かったと思うよ」