優しくない同期の甘いささやき
うちの焼肉グリルとは、私たちが勤めている会社の商品のことだ。煙を吸引するファンが付いている。
私も買って、使ってみたいと思っていた。
「そういうことなら……いいよ……」
尻つぼみの返事をする。熊野は足を止めて、顔を緩めた。
「攻めると言ったけど、まだ何もしてないなと気付いたんだよ。で、呼んじゃえってね」
「変なこと、考えてないでしょうね?」
「美緒のことしか、考えていない」
突然名前呼びされて、私は目を丸くした。下の名前で呼ばれたのは、初めてだ。
「そんなに警戒するなよ。ただ一緒にいたいだけだから」
朝から甘い言葉を言われて、私の頬は熱くなった。
「そんなこと言われたら、警戒しちゃう……」
「うちの近くにある高級スーパーで良い肉を買おう」
「高級なお肉! 食べる!」
なかなか食べられない高級肉に私は、つられてしまった。
熊野は楽しそうに笑って、私の頭を軽く叩いた。
「ほんと、かわいいな」
今度はかわいい?
朝から変なことばかり言わないでよ……。
私も買って、使ってみたいと思っていた。
「そういうことなら……いいよ……」
尻つぼみの返事をする。熊野は足を止めて、顔を緩めた。
「攻めると言ったけど、まだ何もしてないなと気付いたんだよ。で、呼んじゃえってね」
「変なこと、考えてないでしょうね?」
「美緒のことしか、考えていない」
突然名前呼びされて、私は目を丸くした。下の名前で呼ばれたのは、初めてだ。
「そんなに警戒するなよ。ただ一緒にいたいだけだから」
朝から甘い言葉を言われて、私の頬は熱くなった。
「そんなこと言われたら、警戒しちゃう……」
「うちの近くにある高級スーパーで良い肉を買おう」
「高級なお肉! 食べる!」
なかなか食べられない高級肉に私は、つられてしまった。
熊野は楽しそうに笑って、私の頭を軽く叩いた。
「ほんと、かわいいな」
今度はかわいい?
朝から変なことばかり言わないでよ……。