500文字恋愛小説
№11 おせち
「おせち作るの、面倒くさーい!」
田作りとか好きじゃないし?
煮物とか誰が食べるんだ?
今回は完璧なおせちを作って彼を驚かせる!とか思い、張り切って立派なお重を買った自分を呪った。
「あ、でも、ローストビーフとかでもいいんだ……」
それなら材料費は気になるが、いけるかも?
いまさらながらネットをさまよい、彼が好きそうなメニューを探す。
ローストビーフ、手作りハム、チャーシュー。
エビはエビフライでもいいかな?
当日詰めでサーモンのカルパッチョ。
揚げ物するならついでに彼の好きな唐揚げを入れてもいい。
「よし!」
買い出しメモを片手に家を出る。
おせちらしくないおせちになるが、食べないものばかりよりよっぽどいい。
それに、彼の好きなものばかりにしたからきっと、喜んでくれるはず。
「頑張って作るぞー!」
明後日の彼の顔が楽しみだ。
田作りとか好きじゃないし?
煮物とか誰が食べるんだ?
今回は完璧なおせちを作って彼を驚かせる!とか思い、張り切って立派なお重を買った自分を呪った。
「あ、でも、ローストビーフとかでもいいんだ……」
それなら材料費は気になるが、いけるかも?
いまさらながらネットをさまよい、彼が好きそうなメニューを探す。
ローストビーフ、手作りハム、チャーシュー。
エビはエビフライでもいいかな?
当日詰めでサーモンのカルパッチョ。
揚げ物するならついでに彼の好きな唐揚げを入れてもいい。
「よし!」
買い出しメモを片手に家を出る。
おせちらしくないおせちになるが、食べないものばかりよりよっぽどいい。
それに、彼の好きなものばかりにしたからきっと、喜んでくれるはず。
「頑張って作るぞー!」
明後日の彼の顔が楽しみだ。